肩の違和感を予防するために大切なストレッチ
大久保です。
日本人の多くが感じている肩こり。
その肩の違和感は様々な原因があります。
今回はその内の一つについて、発生の理由と解決を紹介します。
目次
肩の違和感に繋がる共同筋のバランス不良
肩の違和感を感じる方に多いパターンの一つが、関節をコントロールするのに適したインナーマッスルより、共同筋でより出力の強いアウターマッスルが優位になることで、使われなくなった状態があげられます。
大きい筋肉ばかり使って、小さな筋肉が働かなくなっているということです。
共同筋とは
日常の運動(動作)は、多くの場合、一つの筋肉だけが働くのではなく、同時に複数の筋肉が働いています。
このような、一つの運動で協力し合って働く筋肉を共同筋と言います。
肩関節内旋での違和感
では、どのような状況でそれが起こるのか、写真を見ながら解説します。
今回は、肩関節の内旋状態で、筋肉を見ていきましょう。
肩関節内旋とは、写真のように、腕が内側(手の平が後ろ向き)に捻られている状態を言います。
写真を見ると、難しそうな体勢に見えるかもしれませんが、無意識の内にこのような状態になっている方は意外と多いです。
肩関節を内旋させる筋肉
ここで、肩関節を内旋させる主な筋肉をご紹介します。
大胸筋
胸にある、大きな筋肉です。
ベンチプレス等で鍛えられます。
広背筋
背中にある大きな筋肉です。
ラットプルダウンやダンベルローイング等で鍛えられます。
大円筋
肩甲骨の下角部から上腕骨を繋ぐ筋肉です。
肩甲下筋
肩甲骨の前側に付着するインナーマッスルです。
肩関節内旋の共同筋バランスが崩れるパターン
で、ここが本題。
先程載せた内旋パターンで、肩に違和感のある人が“優位”になっている筋肉と、“劣化”している筋肉についてです。
優位→大胸筋・広背筋
劣化→肩甲下筋
ほとんどの場合このパターンが当てはまります。
(※もちろんちゃんと評価をしなければなりませんが)
要するに肩関節内旋パターンで肩の違和感を感じる方は、大胸筋と広背筋のストレッチは行うべきなのです。
肩関節の違和感予防ストレッチ
それでは、肩関節内旋パターンでの違和感を予防するためのストレッチをご紹介します!
大胸筋ストレッチ
壁に前腕を付き、付いた手と反対側にカラダを開いていきます。
手を付く角度を高くしたり低くすることで、伸びる筋肉の位置が変わりますので、満遍なく行いましょう。
胸に伸び感があるとOKです。
広背筋ストレッチ
四つ這い姿勢から、片方の手をもう片方の前側に置きます。
そこからお尻を引きながら、軽くカラダを捻ります。
背中に伸び感があるとOKです!
最後に
肩関節内旋パターンでの違和感を、予防するためのストレッチをご紹介しました。
これに加え、インナーのトレーニングが行えると良いのですが、セルフではなかなか難しいので、肩に違和感のある方はパーソナルトレーナーにご相談くださいね!
くびれ美人マネージャー
大久保亮介
高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。
専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。
2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。
2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。
2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。
2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。
【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)
【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ