膝の違和感を一時的に緩和する方法
大久保です。
局所的にカラダの違和感を感じている方は、本当に多いと思います。
肩こりや腰痛などが代表格ですが、膝の違和感を感じている方も多いのではないでしょうか?
実際私のお客様にも、膝の違和感を訴える方がいらっしゃいますが、一人一人、ケアの方法が異なります。
膝周辺の組織を柔らかくしたり、ストレッチしたり、トレーニングしたり。
人によって方法は様々ではありますが、今回は膝の違和感を感じる時の、周辺組織へのアプローチによる対処方法についてご紹介します!
目次
膝周辺の組織
今回は筋肉や靭帯以外で、膝周辺の違和感に繋がることの多い、今回のブログでターゲットとなる2つの組織を見ていきましょう。
膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)
膝蓋下脂肪体とは、膝蓋骨(膝のお皿)の下にあります。
膝蓋靱帯の内面を底とする滑膜に被われた大きな脂肪体で、骨と骨の間で、その空間を埋めています。
痛みを感じるセンサーがとても多い箇所ですので、ケアを怠らないようにしなければなりません。
膝蓋上嚢(しつがいじょうのう)
膝蓋上嚢は関節の動きを滑らかにする滑液包と呼ばれる組織です。
膝蓋上嚢の癒着は膝関節の拘縮を引き起こす要因の一つであるとされています。
痛みの一時的緩和
膝の違和感は、周辺の筋肉のバランスを整えるだけでは、なかなか改善し切れないことがあります。
しかし、先にご紹介した膝蓋下脂肪体や膝蓋上嚢のケアを丁寧に行うことで、違和感を緩和することが可能となる場合もあります。
膝の曲げ伸ばしの際、膝蓋下脂肪体や膝蓋上嚢が、硬くなっていたり、周辺組織と癒着を起こしていると、違和感を誘発してしまいます。
ですから、これらをケアしていく必要があるのです。
膝蓋下脂肪体のケア
写真のように、膝蓋骨(膝のお皿)の下を、左右からぷにぷにと交互に軽く押します。
膝蓋骨の真下は膝蓋靭帯と呼ばれる太い靭帯がありますので、それを避けて、左右から優しく押さえるようにしましょう。
高さは3段階くらいに分けて、徐々に膝を曲げていきましょう。
膝蓋上嚢のケア
こちらは写真のように、膝の上の腱(大腿四頭筋腱)の裏側にある膝蓋上嚢を大腿四頭筋腱の側方から円を書くように押しまわしていきます。
実はこちらの組織は、完全に癒着してしまってからでは、剥離しようと思ってもかなり困難である部分ですので、日頃からのケアが大切となります。
こちらも、膝蓋下脂肪体同様に、高さは3段階くらいに分けて、徐々に膝を曲げていきましょう。
最後に
膝の違和感は、ストレッチやトレーニングを全身トータルで整えていき改善していく必要がありますが、局所の改善も知識として知っておくと、そのような状況となったときに、試すことが出来るかと思います。
くびれ美人マネージャー
大久保亮介
高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。
専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。
2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。
2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。
2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。
2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。
【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)
【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ