【アンチエイジング】姿勢ひとつで実年齢より若くみられる

「実年齢よりも若く見られたら嬉しい・・・」

そのような女性は非常に多くいらっしゃいます。もちろんあなたも例外ではないはずです。

 

あなたのまわりには、”若く見られる女性”はいらっしゃいますか?

しかしなぜこんなにも違いが現れてしまうのか、疑問に思うのも不思議ではありません。

 

そこで今回は、若く見える魅力的な女性となるための条件について掘り下げていきましょう。

 

第1章【若く見えるための条件とは?】

”は平等に流れます。

いつの間にか年齢を追い抜いてしまうことなどあり得ません。

 

しかし” 見た目年齢”は平等ではないのです。

パーソナルトレーニングのお客様からも実際に、トレーニングによる体型の変化に加えて”若く見られるようになった!”と嬉しいお声を頂きます。

 

雰囲気だけでなく、具体的に何が変わったのか知りたいですよね?

若く見られる方にはいくつか条件がありますが、逆に言えばその条件さえ満たせば十分に若く見られることは可能なのです。

 

1.姿勢が良い

本コラムで最もお伝えしたい部分がここにあります。

 

凛とした姿勢は、その人を更に引き立ててくれます。

常に俯いていたり、肩をすくめるようにして歩いていては、とても自分に自信があるようには見えません

 

以前投稿したコラム記事【今すぐ実践】アンチエイジングには筋トレが効果的【メニューあり】でも触れている内容ですが、加齢に伴う身体的変化が起こる部位は大きく分けて3つあります。

 

それは、背中・膝・股関節です。

円背(いわゆる猫背)や伸びない膝、そして曲げられない股関節を想像してみてください。

あなたの身体は一気に老けてしまうに違いありません。

 

年齢を感じさせない身体を作ることはすなわち、メリハリのある体型を目指すことに繋がります。

 

スキンケアにばかり意識を向けるよりもまず、身体を動かすことから始めても良いかもしれませんね。

 

2.肌にハリ・ツヤがある

“くすんだ肌”と“透き通るような肌”。

一体どちらが若く見えるかと問われれば、答えはもう決まっていますよね?

髪や肌にツヤやハリがある方は気力・体力ともに充実し、非常に生き生きとした印象をもつことが出来ます。

 

しかしは何で出来ているか、あなたは知っていますか?

タンパク質こそヒトの身体を形づくる基本構造であり、最優先に摂取し、決して不足してはならない栄養素なのです。

 

タンパク質と言えば筋肉というイメージがある方も多いかと思いますが、毛髪や皮膚、血液や臓器、そして更には爪までもがタンパク質によって構成されています。

 

特に肌は女性にとって美のバロメーター。

「最近ストレスが多いせいか、肌の調子が悪い気がする・・・」

こんな日もあることでしょう。

 

化粧のノリが悪く、カサカサ肌荒れが現れると気分も下がってしまうことでしょう。

 

断言します。

どんなに高級な基礎化粧品を使い続けたとしても、日々の生活習慣が改善されなければ肌の調子は改善しません

 

肌のハリや弾力に大きく関わるのは、コラーゲン繊維エラスチン繊維です。

これらはどちらもタンパク質から出来ており、特にコラーゲン繊維は皮膚の中核を担う真皮の約90%を占めて網の目状に張り巡らされています。これが弾力を生むのです。

(エラスチン繊維はコラーゲン繊維を繋ぎ止めるような構造をしている)

 

そして髪のボリューム感やコシを担う構造はケラチンです。

18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質の総称であり、弾力性があって水分を多く含んでいます。

 

身体の基本はタンパク質。 まずはこれを覚えておいてください。

 

3.栄養バランスが取れている

さて、肌ツヤや姿勢とアンチエイジングの関係について掘り下げていきました。

そこで一旦、毎日必ず行う食事の習慣について考えていきましょう。

繰り返しとなりますが、タンパク質をしっかり摂れていますか?

(筋肉、毛髪や皮膚、血液や臓器、そして爪はタンパク質から構成)

 

それに加え、実は3大栄養素の1つである糖質を過剰に摂取し続けることは肌トラブルの原因となるケースがあります。これを糖化と言い、だれでも起こりうる問題なので注意が必要です。

 

先ほど肌の弾力やハリを担うのはコラーゲン繊維であることを解説致しましたが、これに加えてみずみずしさ(肌の水分量)を保つのはヒアルロン酸です。糖化はこれらコラーゲン繊維やヒアルロン酸を酸化させ、その結果くすみとして肌に現れます。

 

肌細胞は新陳代謝、つまりターンオーバーを日々繰り返しています。

そのサイクルは約6週間とされており、表皮の一番深部にある基底層から新しい皮膚細胞が生成され、どんどん表層に押し上げられることで肌となります。そして垢(古い角質)として剥がれ落ちていくのです。

 

くすみとは肌のターンオーバーが上手くいかずに新しい細胞が“いびつ”となったり血行不良が原因の場合が多く、これはつまり、糖化が皮膚細胞を酸化させて正常なターンオーバーを妨げている証拠なのです。

 

ダイエットやボディメイクにおいて必要な栄養バランスについては、結局ダイエットのためには何を食べれば良いのか?【結論:タンパク質】が参考になります。

 

第2章【姿勢が悪くなる3つの理由】

このように、身体を老いて見せてしまう原因が多々あることがわかりましたね。

 

しかしいきなり全ての習慣を改善するのは至難の業です。

そこでまずは姿勢という観点から、アンチエイジングを成功させましょう。

 

一体何があなたの姿勢を”悪く”させてしまっているのでしょうか?

 

1.腹筋(体幹)の弱さ

“良い姿勢”と“悪い姿勢”を明確に線引きをする場合、腹筋(体幹)を抜きにして語ることは出来ません。

「体幹が弱い」とは言いますが、体幹について軽く整理しておきましょう。

体幹とは?

手足を除き、骨盤を含めた胴体部分のことを体幹と呼ぶ。更に体幹は上下に分けられ、横隔膜を境に胸腔と腹腔に区別される。

胸腔は肋骨で覆われていますが、内臓を収める腹腔には肋骨のような硬い構造が無く 、良くも悪くも形が変わりやすいのです。(内臓脂肪が溜まり、お腹だけがポコッと出た方を見たことがありませんか?)

 

そんな腹腔の構造を守るための構造が腹腔内圧という仕組みです。

空気の入ったボールはいくら押さえても潰れません。

※空気の入っていないボール(左:腹腔内圧低下)は空気の入っているボール(右:腹腔内圧維持)に比べ、負荷に耐えられずに潰れているのがわかる。

 

このように、腹腔内では身体や内臓が潰れないように内圧(腹腔内圧)が維持されているのです。

 

腹腔内圧(IAP:Internal Abdominal Pressure)は上部を横隔膜、下部を骨盤底筋群、後面を多裂筋、前面を腹横筋によって覆われた空間(腹腔)ならではのメカニズム。

これらの筋肉を鍛えて腹腔内圧を意識するということはボールに空気を入れて栓を締めるようなもので、この状態では内圧(内側から押す力)が保たれ、外圧(外側から押す力)に負けることはありません。

 

つまり姿勢が崩れないという事です。

しかし体幹(IAP)が弱いと外圧の力に屈してしまい、本コラムでお伝えしたい姿勢の崩れが生じてしまいます。

 

姿勢の悪さは腹腔内圧低下の典型的な状態なのです。

腹腔内圧の低下と加齢には密接な関係があるとのデータもある。幼少期では保たれていた腹腔内圧も成人に近づくにつれて低下するのは生活様式の変化が大きく関与しており、トレーニングによって改善は十分に可能である。気になる姿勢の悪さはパーソナルトレーニングで改善しましょう。

【姿勢パターンも紹介】立ち方を変えるとダイエットは成功する

2.背中の筋肉の弱さ

上半身が丸まってしまう原因は上述したように腹腔内圧の低下があります。

 

ですが背中側にも当然筋肉があり、前方に引っ張られるストレスと拮抗するように後方へ引っ張る作用がある筋肉が働かなくてはなりません。その筋肉とは脊柱起立筋僧帽筋です。

 

これらの筋肉は肩甲骨を引き寄せて背骨を起こす作用があります。

 

こちらは僧帽筋です。

両側の肩甲骨、胸椎、そして後頭部までを繋ぐ筋肉で、その作用として主に肩甲骨を内側に寄せたり、腕を上げる動きを担っています。

そして筋肉の走行から僧帽筋は上部・中部・下部の3つに分けることができます。

※上から僧帽筋の上部(青)・中部(黄色)・下部(緑)線維を表している。

 

猫背姿勢などにより肩甲骨が外に開いて(外転)しまえば中部線維が横に伸びて弛んでしまい、更には腕を上げる動作を行う頻度が減ることで下部線維は衰えて弛み、こちらも背中に背中が丸まる原因となります。

 

そして次に脊柱起立筋について。

こちらは広背筋や僧帽筋よりも深部に位置し、背骨に沿うようにして骨盤~頭を繋いでいます。

 

猫背姿勢では脊柱起立筋の筋出力は低下する傾向にあるため、姿勢改善の面から見てもデッドリフトなどは非常に有効なメニューと言えます。

※ただしフォーム習得のためにもパーソナルトレーナーの指導の下行ってください。

 

3.柔軟性の低さ

猫背という医学的な診断名はありませんが、ヒトの姿勢変化を分類するには十分すぎる総称です。

 

そして背骨が丸まる発端は骨盤の後傾にあります。

本来の背骨は頭から骨盤にかけてS字のような生理的弯曲がありますが、立ち姿勢や座り姿勢によって骨盤が後傾することで生理的弯曲のバランスが崩れてしまうのです。

全てのデスクワーカーにおいて、骨盤の後方にあるハムストリング(太もも裏の筋肉)の柔軟性低下は要注意。硬くなったハムストリングが骨盤を後方に引っ張ってしまい、その結果骨盤の後傾を生じさせてしまうのです。

 

そして骨盤の後傾は腰椎の弯曲を消失させ、次に胸椎の後弯を増強させてしまいます。 背中の丸みはこのようにして作られるという訳ですね。

 

太もも裏の筋肉(ハムストリング)が硬いだけで、身体のバランスはあっという間に崩れてしまいます。

ストレッチ方法に関しては過去の投稿記事のダイエットに効果的?ストレッチが身体に与える影響とは身体の硬い人が知らないストレッチのコツ【8つの部位別プログラム】が参考になります。

 

第3章【姿勢が悪いと何が問題なのか?5つのデメリット】

姿勢が悪いと何が“悪い”のか?

この抽象的な表現を具体的にしていきましょう。

 

はっきり申し上げますと悪いことだらけですが、本コラムでは絞って以下の5つにまとめておきました。

①前太ももが太く見える

②お尻が垂れる

③バストが下がる

④巻き肩になる

⑤肩を痛める

それぞれ解説していきましょう。

 

①前太ももが太く見える

猫背姿勢の大部分は骨盤の後傾姿勢です。

そしてこの姿勢では太もも前の筋肉(大腿四頭筋)の筋活動が促され、次第に太くたくましい太ももへと成長します。

極端に言えば、ただ歩くだけでも、椅子から立ち上がったり階段を昇るだけでも太もも前が鍛えられるという訳です。

 

太もも太りが気になる方は、過去の投稿猫背姿勢で下半身が太く見えるのは何故?10つのルーティンエクササイズで脚痩せしようで詳しく解説しておりますので参考にしてみてください。

 

②お尻が垂れる

次に、自分ではあまりチェックすることが出来ないヒップの問題です。

 

お腹に力を入れずに背中を丸めて歩いていては、太もも前の筋肉(大腿四頭筋)に力が入る一方です。それに加え、本来使われるべきお尻まわりの筋肉(主に大殿筋)は衰え、ボリュームのあるお尻とはかけ離れてしまいます。

つまりヒップアップのためにはお尻だけを鍛えれば良い訳ではないのです。

 

ヒップアップを始め、下半身太りが気になる方は、【ヒップアップの極意】50代からでも遅くないヒップアップトレーニング内また姿勢がボディメイクで何故ダメなのか知りたいですか?を是非参考にしてみてください。

 

③バストが下がる

背中が丸まった状態はすなわち、胸椎の屈曲(後弯:後ろに凸)が強くなった状態です。

 

バストのほとんどは脂肪であるため、筋トレ自体が脂肪量を増加させることの直接的要因とは考えにくいものがあります。しかし脂肪が乗る土台は大胸筋であり、その土台を支えるのが胸郭(肋骨)です。

不良姿勢の代表格となる猫背ではこの胸郭の角度自体が下向きとなり、見事にバストが下向きへと変化します。

これがバストダウンの真相という訳ですね。

 

本気でバストダウンに悩む方は、こちらの記事にも目を通してみてください。 

今からでも遅くない!40代から始めるバストアップ筋トレ

 

④巻き肩になる

「写真を横から撮った時に肩の位置が気になる・・・」

 

これは実際にパーソナルトレーニングを受けられているお客様から頂いた悩みの1つです。

巻き肩とは上腕骨頭(肩と腕を繋ぐ骨)が前方に突き出た状態の事を言いますが、その原因はやはり姿勢です。骨盤の後傾に加え、バランスを取るように頭を前方に突き出していると、胸椎は丸まってしまうので腕は前方に出るしかありません。

 

あなたが巻き肩傾向にあるのか、チェック項目や改善エクササイズを紹介しておりますので、こちらも参考にしてみてください。

巻き肩の治し方とは? 絶対すべき9つのエクササイズ

 

⑤肩を痛める

そして最後に、巻き肩に加えて肩関節痛が現れることがあります。

前述したように不良姿勢に伴う巻き肩では、本来の位置よりも肩関節(厳密には肩甲骨上腕関節)が前方にズレた状態の事を言います。肩関節には関節唇と呼ばれる軟骨性の受け皿がありますが、巻き肩によって関節唇にストレスが生じることで肩の違和感へと発展してしまいます。

 

違和感を生じている時点で関節へのダメージは蓄積されている訳ですから、当然改善しなくてはなりません。

 

もし筋トレを始めて少しでも肩に違和感を覚えたことがあるのであれば、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。

筋トレ中の肩の違和感を放っておいてはいけない理由と対処法

 

第4章【まとめ】

いかがでしたか?

 

今回は、“若く見られるにはどうしたら良いのか”について掘り下げた内容となりました。

 

「あの人と自分は違う・・・」

そう思い込んでいませんか?

 

姿勢の悪さは百害あって一利なし。

下半身太りや肩関節痛を始め、デメリットだらけです。

 

アンチエイジングのために身体づくりにはまずパーソナルトレーナーによるチェックを受け、トレーナー指導の元トレーニングを行うべきです。

 

実年齢より若くみられるためには、姿勢の良さ・肌ツヤの良さ・栄養バランスの良さが必須。

一緒に実年齢-10歳の身体を目指していきましょう!

 

 

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広島のパーソナルトレーニングジムくびれ美人

山戸 勝道

 

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